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タラコのワサビ漬け

2019/03/25

3月も残り一週間、新しい元号がいよいよ発表となりますね。和暦を大切にする日本人として、当店も和の心を伝えるべく、和食の代表である江戸前寿司を受け継いでいけるよう精進してまいります。 

当店のコース料理で出されるメインの器は、前回ご紹介した織部焼のほかに粉引(こひき)のものもあり、その二種類をカウンターに並べています。
粉引とは、ベースである器に白い泥土をつけ、その上に透明な釉薬をかけて作られるものです。朝鮮半島から日本に伝わったもので、粉を吹いたように白いことから粉吹(こふき)とも呼ばれます。

また、当店で使用するその他の器も、大分県の陶芸家、阿南維也さんによる丈夫でデザイン性の高い作品です。
その中の小鉢に盛られたタラコのワサビ漬けは、ご好評をいただいている一品です。

コース料理は、お寿司をはじめとして魚が続くので、最初はお野菜をお通しとして出します。
そしてお造りの後に出すのがタラコのワサビ漬けで、2005年のオープン当初から続くロングセラーです。

作り方はというと、タラコを、練りワサビで挟んで5日程寝かせ、ワサビの辛味と色をつけます。
そして、お出しする前に全体を軽く焼いて出すので表面の回りが白っぽくなっております。

しっかりとワサビの爽快な辛味を感じることができ、日本酒のお好きな方にとってはぴったりの肴です。

「すし 月の木」オリジナルの手の込んだひとしなを味わいください。

 

■すし 月の木

   〒870-0035 大分県大分市中央町3-5-16 wazawaza 103

    TEL: 097-532-1738

■営業時間

【月~土曜日】18:00~23:00

【日・祝日】 18:00~22:00

 ※30分前ラストオーダー

【定休日】  不定休

3月31日

■アクセス

大分駅徒歩10分