2019年がスタートして早一ヶ月が経とうとしています。来週には立春、寒さも峠を越えて春に向かうでしょうか。
当店「すし 月の木」のコース料理の締めくくりは、味噌汁と巻物です。前回の味噌汁に引き続き、今回はコース料理の最後に出される巻物ついてご紹介します。
巻物とは何が出されるのでしょうか。
江戸前寿司で「巻物」、「海苔巻」といえばかんぴょう巻きのことを指します。
江戸時代にはかんぴょうが、海苔巻の具として唯一用いられていたからだそうです。
また細巻に巻かれた姿が鉄砲に見えることから「鉄砲巻」とも言われ、現代の人々にも親しまれている江戸前寿司の代表格です。
(さて、かんぴょうとはそういえば何だろうと思われた方もいらっしゃるかもしれません。)
かんぴょう「干瓢」(「乾瓢」という表記もあります。)とは、ウリ科の植物、ユウガオの実を、皮を剥くように細長く削り、乾燥させた乾物のことです。
ちなみに、かんぴょうは低カロリー、低糖質で食物繊維が豊富に含まれています。
当店のかんぴょうは国内生産量第一位の栃木県産を、海苔は佐賀県産(有明海)の海苔を使っております。
かんぴょう巻は、魚ではないし、少し地味な食材では、と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、握り寿司の最後にいただく、かんぴょうの味付けとシャリの味が組み合わさり、海苔の風味によってまとめられる巻物は江戸前寿司の魅力の一つです。
また、醤油の濃さ、甘みの強さ、食感などはお店によって異なり、お店の特徴が表れると言われます。
当店の味付けは、濃口醤油とザラメ砂糖を使った、見た目も味も濃いめに仕上げております。
山葵もアクセントになった、東京の寿司店で修業を重ねた親方が配合を考えた味。
その味付けとほんのり歯応えを活かしたかんぴょう巻きを是非お楽しみください。
来月の定休日は2月6日、11日、20日、27日となっております。
よろしくお願いいたします。
■すし 月の木
〒870-0035 大分県大分市中央町3-5-16 wazawaza 103
TEL: 097-532-1738
■営業時間
【月~土曜日】18:00~23:00
【日・祝日】 18:00~22:00
※30分前ラストオーダー
【定休日】 不定休
2月6日、11日、20日、27日
■アクセス
大分駅徒歩10分